自作エフェクター製作で問題となるのが「ほしい部品が見つからない」ことだと思います。
作りたいエフェクターに限ってすでに生産が終了していて絶版だったりしている電子部品が使用されていることが多いです。
そんなときの対処法をいくつか紹介しておきます。
①ネットで探す
当たり前なことかとは思いますがこれもテクニックが必要になることになると思います。
いつもご愛用の電子部品屋になくてもGoogle検索に直接入力して探すと出てきたりするものです。
※不安なところからデリケートなパーツを購入する際にはあらかじめ複数個予備で購入することをおすすめします。
②定数を妥協する
いくら探しても見つからないものは抵抗やコンデンサの値はある程度妥協してしまうのもアリかと思います。
厳密にいうと音色は変わりますが、多少定数が変わったところで音が出ないなどはありません。
※多少変わったところで音色の変化は気づかないかもしれません。
抵抗なんかですと2個直列につないで定数を合わせてしまってもいいでしょう。
例えば5.1kの抵抗が見つからなければ4.7kと390Ωでだいぶ近い値です。
③互換品で代用する
絶版品を探すよりも互換品を探したほうが早いです。
トランジスタやFETなどはNPNかPNPか、最大定格・hFE・fTなどの種類と特性を確認してだいたい近いものを判断してもらえれば問題ないかと思います。
ただし、足の向き(生え方)は変わると思いますので取り付ける際には向きに要注意です。
オペアンプはトランジスタよりも互換品を探すのは容易かと思います。
シングルかデュアルかとトランジスタと同様に特性を確認すればいいのですが、ソケットを使用してしまえばワンタッチで付け替えできますので色々試してみるのも良いと思います。
4558系と言われるものであれば同様の系統のものはすべて互換性があります。
Centaurに使用されているチャージポンプのMAX1044なんかですとICL7660やLTC1044なんかでも代用可能です。
自作をされる方は同じエフェクターを複数製作して、パーツを変更して音色の違いを楽しんでいる方がけっこういます。
互換部品を使用してみたり、定数を変更してみたりとそれぞれどのように変化するのか見てみるのも楽しいかと思いますので色々お試しください。